INTERVIEW05
大きな転換期を迎えたバックオフィス業務
当社の良いところは、早い段階でたくさんのチャレンジさせてくれるところです。主張や意見にはしっかりと耳を傾けていただき、良い提案をしたら、その実現をサポートする体制までも整っているんです。こうした環境の中、私が手がけたことの一つにロボットによる自動化(RPA※化)があります。これは今、全社的にも力を入れていることで、目的は日々の業務の効率化と正確性の向上にあります。私は、現状の業務フローを見直し、どこをRPA化すべきかを探りました。
まず着目したのが、毎朝行っているデータ照合です。人間の目で数値の確認を行っており、完了するまでには2~3時間もかかります。重要な業務ではあるものの人が行う必然性はなく、RPA化したほうがより早く正確な処理ができます。導入へと向けて動き出しました。結果、業務の完全な自動化を実現し、一人当たりの作業時間は0分となり、月間にして合計72時間もの業務時間の削減ができたのです。
※RPA ・・・ 「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略称
RPA化は良いことずくめのようにも見えますが、導入に反対がなかったかというと、そうでもありません。現場からは「本当に機械に任せていいのか」という声があったのは事実で、また、業務フローを根本的に変えることにもなるので、そこには一定の抵抗も生じます。でも、RPAやAIといったIT技術の活用は避けられない流れだと考えています。もちろん、自動化することで、残業が減る、他のことが行えるなど、メリットは多くあります。そうしたことをきちんと説明し、最終的には賛同を得ました。
RPA化の成果は上司からも非常に評価され、DSBグループの業務担当者が業務の工夫や改善などの成果を発表するグループアワードに出場させていただきました。先輩や上司からは「大賞を獲ろう」と激励いただき、資料作成を手伝ってもらったり、プレゼンの練習をしてもらったりしました。おかげさまで、大賞を受賞することができました。今後もバックオフィス業務を見つめ、効率化、品質の改善に貢献できれば嬉しく思います。
天気が良ければ、綺麗な景色を眺めにツーリングに出かけています。ご当地名物を食べて、気温を肌で感じられるのは、最高の瞬間です。